鎖骨骨折日記~めざせ登山ザックを背負える日

初めての鎖骨骨折から登山用の重いリュックを背負って登山復帰するまでの記録

鎖骨骨折日記【12】骨折部位を狙い撃ち!(鎖骨骨折13日目:術後10日目)

またもや新兵器登場:透視撮影なんちゃらシステム

今日は超音波を当てる場所をマーキング。

超音波治療は骨折した部位にパルスなるものをきちんとあてないと効果がない。
骨折部位をピンポイントで指定するため、透視撮影なんちゃらシステムで調べるらしい。

いつものレントゲン室ではない部屋に入るとなんだかたいそうな機器がどーんと置かれていた。
新造人間に改造されそうな機械だ。

透明テープを貼り替えてもらってから台に乗る。位置を合わせて隣の部屋で技師が何かすると、備え付けられたディスプレイにリアルタイムで骨が映った!
プレートとボルトも含め、きれいにはっきりくっきり映ってる!
私が動くと骨も動く。
私が躍ると(踊らないけど)骨も踊る。
全身の骨格も見てみたいものだ。
リアルタイムで自分の骨だけを見られるなんて、医療技術は本当に進歩してるのだなあ。骨折して以来、何度目になるかわからないけどまたまた同じ感想がよぎった。

そのわりに骨折の治療は正しい位置に骨を戻して(=整復)、あとはくっつくまでひたすら保全、というシンプルな方法を何百年もとっているのではないだろうか。
シンプルイズベスト、なのか。
もちろん整復の部分は手術によってかなり進歩してるけど。
IPS細胞的な骨の元をちゅっと注射してすぐにくっつく!みたいな画期的な治療方法があらわれないのだろうか。


医師が折れた部分(第三骨片がはめこまれているとこ)を確認しながらテープ上に印をつけた。当初つけられていた×印とそんなに差はないようなのでほっとする。3日間の努力は無駄ではなかった。


今日も時々、思い出したようにずきーんと軽い痛みがあるが、痛み止めは完全に必要なさそうだ。
咳やくしゃみをすると胸の下あたり、右わき腹の上部が痛いが、これは打撲の後遺症だろう。相変わらず腕を下げるとだるく、首から下が突っ張る感じが辛い。
「心臓をささげよ」で乗り切る。

肩回りは全体に腫れもひいてかなり鎖骨の姿が現われてきた。
テープは空気の層のない薄いものに変わったが傷はぼんやりとしか見えない。
次回の診察後が楽しみだ。

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