鎖骨骨折日記~めざせ登山ザックを背負える日

初めての鎖骨骨折から登山用の重いリュックを背負って登山復帰するまでの記録

鎖骨骨折日記【10】三角巾を防具として初出勤(鎖骨骨折9日目:術後6日目)

骨折後初出勤の服装

今日から出勤開始。

骨折後1週間休んで、手術からは6日目だ。
これが早いのか遅いのかよくわからないけど、医師も力仕事のないオフィスワークなら問題ない、と言ってたので出勤することにした。

朝目覚めてまずベッドからにじり降りるところから始まって、洗顔、着替え、、とにかく身支度に手間取るのと通勤にも時間がかかると予想し通常より1時間早く起床。

前開きのカットソーにパーカー、町でも浮かないアークテリクスのアトムLT。
ボトムはタイツをはくのが大変なので裏フリースのパンツをはいてブーツにした。
荷物は最低限に減らし、すぐ使うものはサコッシュで斜め掛け。残りはヒップバッグ形式にしたサコッシュに収めて重さを分散させる。

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登山ウェアやギアが色々役立つ。
毎日がカジュアルディのオフィスなので本当に助かった。

敢えて装着した三角巾の効果について

更に、家では外したままだった三角巾をつける。
これは腕を吊りたいから、ではなく街中での「私骨折しているんです」アピールのため。

①ラッシュ時の駅で少しでも人が避けてくれれば、という儚い願い

半数以上の人には効果がなかった。よく言われることだが多くの人は他人のことなど見ていないのである。が、見ている人からは電車内でぶつからないようちょっと間をあけて立ってくれたり、すれ違う時大きくよけてくれたりする心遣いを感じた。

②何かともたもたするであろう買い物時の言い訳

かなり効果大。精算時にカウンターから出てきて商品を渡してくれたり、棚から物を取るのを手伝ってくれる人多し。特に年配の女性店員に気が回って優しい人が多かった。

③しばらくは階段を避けエレベータに乗るつもりだが、その時のアピール

脚がぴんぴんしてるのに階段を避ける理由は、ものすごい勢いで転がり落ちるように階段を駆け下りてくる中高生男子が心底恐ろしいからである。骨折前から、あいつらにもし衝突されたら絶対ただじゃすまない。。と思っていたけど、もし今ぶつかられたら再骨折すること間違いない。

中年とはいえまだそんな高齢でもないのにエレベーターに乗るのが心苦しくて、と思ったのだが、ところがどっこい。
そんな気遣いご無用とばかりに、若くて体調悪くも見えないし重たい荷物も持っていない人が結構エレベーターを利用していて驚いた。
女子中高生までいる。
いや、すいてるときはいいんだけど。後ろに本気の高齢や赤ちゃん連れた人がいるときも彼らを待たせて平然と乗り込んでいくので二度びっくり。

  

三角巾で骨折アピール」は一定の効果があったのでしばらくは続けることにした。
それにしても雪崩のように階段を駆け下りて列車に突撃する小僧たちは本当に凶器だ。あんな勢いはないけど、私もたまに小走りで階段降りていくことがあったなあ。高齢者や小さいお子さん連れの方は怖かったかも。
反省。
これからは駅や人の多いところでは走らないようにしようと誓う。

苦労して職場に辿りつくと緊張がとけほっとする。基本はデスクワークなのでマウスとキーボードを使うために三角巾は外したが、腕を下げていると相変わらず重だるいので「心臓をささげよ」ポーズでウロウロ。
たまに重いものを動かすときは他のメンバーにお願いすることにした。

念のために今日も痛み止めは3回服用。
久しぶりに動いたからかたまに軽い痛みを感じ、15時ごろになるとかなり疲労を感じた。
定時で帰宅し、パッドの周りを確認してみると、 腫れがかなりひいてきて、鎖骨の内側の付け根?のコリコリ丸い骨が現れてきた。