鎖骨骨折日記~めざせ登山ザックを背負える日

初めての鎖骨骨折から登山用の重いリュックを背負って登山復帰するまでの記録

鎖骨骨折日記【39】鎖骨骨折抜釘(プレート除去)手術当日(鎖骨骨折265日目:抜釘手術当日)

15時手術予定のスケジュールは空腹との戦いだった

7:30朝食(軽食)
9:00以降断食
    入浴
12:00まで飲水可能
    手術着に着替え点滴をつける
15:00手術

 移動や麻酔等含め1.5時間弱予定
 手術後4時間はベッドで安静
 2時間後に胃が動き始めれば飲水可能
 4時間後に状態にあわせて夕食可能

 朝食は通常通り食べられる予定だったのだが、
「もしかしたら手術が早まる可能性があるため」軽食に変更されてしまった。
パン2つと牛乳、フルーツ少々。
私は牛乳が嫌いだ。
嫌いなだけではなくて、冷たい牛乳を飲むと胃が痛くなることがある。
とは言え、いつもなら「えーい」と勢いで飲んでしまうところだが、手術を控えた大事な体なので残すことにした。
入院時に問診票に食べ物について記入する欄があったのに牛乳については忘れていた。
(午後に栄養士の巡回があったのでそのことを伝えると、明日の朝食はホットミルクにしてくれるらしい)

牛乳を残し、しかしながら食事はこの軽食以外は摂ってはいけないらしいので
院内のコンビニにカフェオレを飲みに行った。

全然足りない。

なんたって昨夜の夕食は18時だ。
夕食の量はちょうどよかったが、その後ちょこっとチーズをつまんだ他は何も食べずに寝たので起床時から空腹が激しい。
こんなことなら夜中にカップヌードルでも食べておけばよかった。。

前回と同じく水分補給のため美味しくないゼリーを2つ飲むがまったく足しにはならず。

↓ ↓ 美味しくない脱水予防ゼリー

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しかも、手術時間が早まる気配はない。
だったら通常朝食食べたかったなあ。
そういえば、前回は確か朝食を食べた後で急に手術が早まった気がする。
だったら今回も通常食で良かったんじゃないの?
食べ物の恨みはしつこいのだ。

点滴は針を入れる場所で痛みの有無が雲泥の差

おなかすいた
おなかすいた
おなかすいた…

と思いながらアマプラで映画を見ている間に12時になった。前回と同じ流れで手術着に着替え、血栓予防の弾性ソックスをはき、点滴を装着された。

ソックスを自分ではける嬉しさよ。

そして恐れていた点滴タイムである。
前回は点滴が肘下のポイントからうまくとれず手首に付けられ、ずっと痛くて苦痛だったのだ。術後4時間安静にしていることが一番きつかったが、その次に苦しかったのが点滴針の地味な痛さの継続だった。

今回も恐れていたように肘下のポイントにはうまく針が入らないらしい。

苦闘するナース。

祈る私。

更に苦闘するナース。

「あきらめないで!」と心の中で声援を送る私。

大健闘してくれたおかげで、肘下にうまく通ったみたい。
手首寄りと違ってほとんど痛くない!

無感覚に近いかも!
(指先に近くなればなるほど痛みを感じるそうだ)

おかげでこの後は非常に快適に過ごすことができた。

本当にありがとうございました。

しかも今回は点滴針を一晩中つけたままにされたので、手首につけられていたら我慢できずにつけ直しを依頼していたと思う。
痛みさえなければ腕に針が刺さっていても特に違和感はなかった。

翌朝、起床するとすぐに抗生剤を点滴で入れられ、その後はずしてもらえた。

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麻酔からはっきり覚醒しないまま魔の4時間を過ごす

結局手術時間は早まることなく、15時過ぎになった。

8か月前と同じように歩いて手術室に下り、色々見る前に眼鏡を奪われあっという間に麻酔が効いて、、、

「ビブ丸さん、ビブ丸さん、聞こえますか?」
という声で気がついたら手術は終わっていた。

よし!

仮死状態から復帰!

・・・あれ?

声は聞こえるんだけど、、意識がはっきりしない。

かろうじて返事はしたものの瞼が重く目も開けられない。。

どうしたことか。

前回は声をかけられた瞬間、

「カッ!!」

と車〇〇美の漫画に出てきそうな勢いで覚醒し、動けないだけで通常モードに復帰したというのに、眠くて眠くてすぐに意識が途切れてしまう。

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「このままレントゲンを撮りますね」

「予定通り終わりましたよー。あ、かなり眠たそうですね」(担当医師の声)

「寒くないですか?」

などなど、声は聞こえたがまともな会話はできず、ほとんど記憶にない。
部屋に入ってきた移動レントゲン装置をばっちり見て感心し、担当医師とも会話していた前回とは大違いである。

 

fraktur.arukuyo.com

 

前回の麻酔についてヒアリングがあった際、手術室からの帰りに少しだけ乗り物酔い?したことを話したせいで、麻酔の薬に酔い止め的なものが追加されたのかもしれない。
単に体調等の条件が違い、麻酔が冷めにくかっただけかもしれない。

ふわふわとほとんど眠ったような状態が続いたせいで、なんと手術後の魔の4時間はあっという間に過ぎたのであった。
4時間後の夕食時にはなんとか起き上がることができたが、完全には復帰できず、あんなに空腹だったのに食事は少し残してしまった。

どちらが良かったかというと、今回に限っては三角巾もなく痛みもほとんどなかったため、すぐに覚醒したかったなと思う。
わがままばかりでごめんなさい。

自力で動き回れるようになったので、鏡を見に行ってみた。
傷口は大きな白いテープで首あたりから脇までがっちりとカバーされていた。前回のように熱っぽい重い感覚もなく、もちろんまだ麻酔が効いているからだろうが、痛みも皆無だ。
その後も痛みが強くなることはなく、ナースコールもせずに穏やかに一夜が過ぎた。