CTの結果は良好。抜釘手術が決定
プレート除去の目安はだいたい1年後と聞いていたが、8か月ちょっとで抜釘できることになった。「鎖骨が細いから心配」と診断され、しかも骨の成長も止まった中年の身ゆえ、もしかしたらたっぷり1年以上かかるのでは、と危惧していたので本当にありがたいことである。
思えば1月半ばに鎖骨を第三骨片ができるほどぽっきりと骨折し、4日目に手術を受けその後は苦節8か月。
●手術後はとにかくなるべく動かさずぐっと耐え抜いたのが良かったのか
●ビタミンD生成のため日光を浴びたのが良かったのか
●いつもは飲まないサプリが効いたのか
●超音波治療が効いたのか
ともかく、めでたくプレート抜針手術が決定した!
早く治したい一心でやれることはすべてやったが、もしかしたらどれも関係なかったかもしれない。
すべてが役立ったのかもしれない。
こればっかりは検証できないが、とにかく頑張ってよかった。
手術後しばらくは「重いものは持つな」の指示に従って、職場のレストランではトレーすら自分で持たなかった私である。
あのとき、嫌な顔一つせず私のトレーを運んでくれた優しい同僚や先輩方、本当にありがとうございます。おかげでしばらくは姫様(いや、女王様か)になったような気分も味わえました。
CTには枝豆の正体がしっかり現れていた
合格発表を聞く気分でドキドキしながら入室した私に、医師はいつもと変わりなし。
「調子は変わりないですか?」
「絶好調です。で、CTの結果はどうですか???」
食い気味の私に、CTを見ていた医師は非常にあっさりと告げた。
「問題ないですよ。きれいにくっついてますね」
「ほんとですか!」
o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o
「この1週間ものすごくドキドキしながら過ごしましたっ」と、私が異様に喜んでいるので医師はきょとんとしていた。
2か月前に抜釘時期を早くできないのかと尋ねた私に、「じゃあ9月にCT撮って判断しましょう」と言ってくれた時から可能性はかなり高いと思っていたのかもしれない。
確かに可能性が低いのにわざわざ無駄にCT撮ったりしないだろうから、検査を早め手術日程の調整までしてくれた時点でほぼ確定だったのかな、と今は思う。
私は五分五分なのかな、くらいの気持ちで2ヶ月を過ごしていたのだけど。
説明しながら見せてくれたCT画像は輪切り胴体を上から見ている状態らしいが、よくわからなかった。きちんと隙間なくくっついているらしい。
わかりにくいCT画像の後は例のゲームみたいな3D画像。
これは鎖骨部分だけが浮かんでいるので面白い。
8か月前はこんな感じに無残な有様だったかわいそうな右鎖骨
今はがっちりと枝豆プレートに固定されている。
最近鎖骨に浮き上がっていた「枝豆」の正体である。
横からみたとこ。
プレートというと薄いイメージだけど、結構分厚い。
鎖骨の7割くらいありそうだ。
以前、厚さを測ってくれたことがあったのだが9㎜くらいだったか…(忘れた)
これが皮膚を持ち上げて?きているのだから、そりゃあショルダーストラップがあたったら痛いのも当然だ。
各種検査と手術の説明
CT画像を堪能した後は、前回と同じように各種検査にまわった。
尿検査、血液検査、心電図、レントゲン、、、
そして今回はPCR検査も。
ここで私が陽性だったら各方面色々大変なことになりそうなので、どうか陰性であることを祈る。
こんなきっかけで、全く無症状なのに感染が発覚する場合があるのだろうなあ。
PCR検査の結果だけは後日(陽性の場合のみ連絡がある)だが、他の検査はクリア。
手術の説明は基本的に前回と同じような内容だったが、今回は「ボルト」についての注意があった。
・まれにボルトの頭が「なめて」しまうことがある。
その場合はねじ山を切ってから抜かなければならないので通常より時間がかかる
・まれにボルトが途中で折れ、骨の中にボルトの先端部が残ってしまうことがある。
ボルトの周りをくり抜いて取り出すしかないが、鎖骨は細いので通常はそのまま残す。
特に2つ目にちょっとびびるが、先端が骨に残っても問題はないらしい。そのまま骨と一体化してしまうということか。
アンコールワットの樹木に取り込まれた仏像が頭をよぎる。
残された先端から骨が割れてくることもないそうなので納得する。
医師が「僕も絶対残します」と言い切ったのにも安心感があった。やはりこれからの人生が長い若い医師の「僕ならやります」には説得力がある。
入院は前回と同じく2泊3日だ。
手術前日入院、翌日退院。
前回は急遽手術が決まったため前日は夜の20時に入室という慌ただしさだった。今回は朝10時に受付に来るよう指示が出たので、入院ライフ?をじっくり楽しもうと思う。