鎖骨骨折日記~めざせ登山ザックを背負える日

初めての鎖骨骨折から登山用の重いリュックを背負って登山復帰するまでの記録

鎖骨骨折日記【16】手の平を太陽に(鎖骨骨折23日目:術後20日目)

骨のためにカルシウムとビタミンD

普段はサプリはほとんど摂取しないのだけど、今は効果のほどがわからなくてもとにかくやれることは何でもやろう、と、コラーゲンとカルシウムを毎日摂取している。

骨を丈夫にするためには

・カルシウムだけでなくビタミンDが必要
・ビタミンDは食物から摂る以外に日光に当たるとからだの中で作られる
・無理に日光浴しなくても普段の生活で浴びる程度で十分

子供の頃どころか若い頃はまったく紫外線対策をしていなかった私も、30代になってからは日焼け止めを塗るようになっていた。日光浴不足が過ぎるとカルシウム不足につながると知って以来、登山時は露出部分すべてに日焼け止めを塗るが、日常生活では顔と首だけにしている。

しかし、夏ならともかく顔以外はほぼすべて衣服に覆われた今の季節、日光はどの部位で浴びればいいのだろう。いくら骨のためとはいえ、シミしわたるみの事を考えると顔の日焼け対策をやめるわけにはいかない。
となると手しかなし。

手がしわしわになったりシミだらけになるのも嫌だけど背に腹は代えられぬ。

日光の力をかりてビタミンDをつくる

調べてみると、日光を浴びるのにお勧めは手の平だそうで、
夏なら15分
冬なら30分! 

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30分は意外と長い。通勤時も帰りは既に日が落ちているから朝しかない。
しかも手というのは普通に下げて歩いているとあまり日焼けしないことから考えて案外日光はあたらないと思われる。
そういう意味では、首の後ろとか肩先が一番の日光吸収ポイントだ。

いくら暖冬とはいえ腕をさらして歩くには寒いので、やはり手の平でいく。効率的に日光を浴びるため手の平を地面と平行にすることにした。

「手の平を太陽に大作戦」だ。

さすがに、「手の平を太陽にすかして」歩くと変人極まるので胸の前あたりで手の平を上に向ける。大事なものをそっと手にささげて歩いている変な人か、何か怪しいものを信じている人、にしか見えない。
人の少ない住宅地はこれで歩き、駅で電車を待つときや車内でも「ささげポーズ」で手の平に太陽を受けよう。

背中の痛みと三角巾とおさらば

手の平に太陽を受けながらリハビリに寄り、出勤。 
肩をほぐしてもらって腕を上げる運動。
今週いっぱいは90度以上に腕を上げない運動を続け、次回からは少しずつ可動域を大きくしていくそうだ。
前回教わった方法でベッドから降りるようになって以来、背中に生じていた余計な痛みはすっかりおさらばした。

かなり腕も動かせるようになってきたので、今日からは「護身かつ骨折アピール用三角巾」もはずした。

鎖骨骨折の場合、こうなるとごく普通の健康な状態にしかみえない。
もし誰かにぶつかられたら
「何すんのよおおおお!」と倒れこみ、おおげさというか、ほとんど当たり屋みたいになるだろうけど、まあその時はその時で。