鎖骨骨折日記~めざせ登山ザックを背負える日

初めての鎖骨骨折から登山用の重いリュックを背負って登山復帰するまでの記録

鎖骨骨折日記【40】鎖骨骨折抜釘(プレート除去)手術翌日チタンプレートとご対面(鎖骨骨折38週目:抜釘手術2日目)

痛みもなく無事に退院

鎖骨抜釘手術翌日。
朝から点滴で抗生剤を落とされ、終了するとやっと点滴をすべて抜いてもらえた。

プレートも抜かれているし、8か月のサイボーグボディともお別れだ!

医師が病室に来て、白いテープをべりべりとひっぺがした。
鎖骨部分は自分では見えないが、出血もなく傷口も問題なし!とお墨付きをもらい、予定通り退院が決まった。

傷口にはハニカム構造の厚みのあるスポンジでカバーされ防水テープ。
これは次回の診察まで貼ったままだ。

切って縫った手術後なのに消毒もせずに1週間放置でOK。入浴も可能。本当に医学というのは進歩しているなあ、としつこいけれどまた感動する。

朝食後に痛み止めを飲んだが、痛みは特に感じない。
傷の周りを触ってみると、鎖骨の下側の感覚はまだぼんやりしたままだが、それ以外はだるい感じも熱を持った感じも無し。
骨折時の手術と比べればうんと楽だと思いますよ、と医師が言っていたが本当だ。
荷物を左肩にかければ普通に電車にも乗れるし歩くのも問題なさそうだが、念のためタクシーを呼んで駅まで向かった。

手術療法による鎖骨骨折治癒のレントゲン写真

昨日担当医が病室に持ってきてくれていたレントゲン写真を骨折当時のものと比べてみた。

8か月前の骨折直後。3つに割れたかわいそうな鎖骨f:id:Bibendumaru:20200202182127j:plain

 

手術によってボルトとプレートで固定。修復された健気な鎖骨f:id:Bibendumaru:20200311202950j:plain

 

8か月かけて遂に融合したがんばった鎖骨
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 よく見ると、ボルトが入っていた穴が黒く見える。
くっついたとはいえ、この穴たちが埋まるまでは無理は禁物だ。

私のかぼそい(らしい)鎖骨を8か月間支えてくれたプレートとボルト達

そして、お約束通り、いただいたチタンプレートとボルト達。
プレートは絶妙なカーブを描いている。
長さは約10センチだ。
こんなのが体内に8か月入ってたのだ。

骨折体験せずにいきなり見せられても何に使うのか全く分からなかったと思う。

ボルトの数を数えると、なんと9個も穴があいているみたいだ。

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厚みは500円玉と同じくらい(5ミリ程度)。

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これが皮膚の下に入っているだけで、あんなにストラップが痛かったのだ。
憎いやつらめ、、、
いやいや、彼らが支えていてくれたおかげで、この8か月、通常生活には特に不便なく暮らせたのだ。

憎さ余って可愛さ百倍。

骨折直後は頼りになる相棒だと思い、あんなに感謝していたクラビクルバンドのことはすっかり忘れ、チタンプレートに懸想する薄情な私である。

 

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